
要点
・CCZらしい厚みと力強さのある低音が際立つドンシャリ
・聴きごたえと聴き心地の良さのバランスが優れたリスニング向けイヤホン
・温かみがあり自然で馴染みの良い中音域
・見通しが良く、適度な伸びときらめきを備えた安全な高音域
・軽くて着け心地が良く、長時間のリスニングに向いている
・定位感が良く、迫力あるゲーム体験ができる
・ボーカルがやや後退している印象で、ボーカル重視の人には向かないかも
・やや足音が拾いにくく対人FPSには向かないかも
まえがき
レビュー編#15。
今回はCCZ - MC02 (Aura)です。
CCZは低価格でコスパの良いイヤホンを多数送り出しているメーカーです。
MC02はレビュー#3のBC01 Pro、#4のBC04 Pro、#10のDC03に引き続き、CCZ製品の新製品になります。
なお、今回の製品はレビューのため KeepHiFi.JP 様よりご提供いただきました。
この依頼に際し、製品提供以外の金品授受その他便宜の提供はございません。また、内容に関して指示等は一切なく、完全に私の知識と経験に基づき感じたままをレビューしています。
MC02 (Aura)は現在、AmazonのYinyooストアで発売中です。
また、6月23日まで合計30%割引になるクーポン『L5R9Q2CH』が発行されています。
付属品や外装



パッケージはこんな感じ。
シンプルで小さく、いつものCCZ。

内容物は①本体、②ケーブル、③イヤーピース、④説明書です。
かなりシンプルで必要最低限の構成。
ケーブル以外はBC01 ProやBC04 Proと同じ付属品のようですね。




②ケーブルはBC01 ProやBC04 Proの黒いうねうねケーブルから、中の銅線が見えるストレートなタイプに代わりましたね。それに伴い、線の絡まりやすさも少し改善されています。
線材は5N無酸素銅。今までの付属ケーブルは4N無酸素銅だったと思うので、ここも少しグレードアップしています。
コネクタはカバー付きのTFZ 0.78mm2pinで、プラグは3.5㎜です。


③イヤーピースは1種類3サイズで、先端がややせり出した形状の弾丸型です。
これはいつもと同じですね。
個人的にはかなりフィット感が良く、安価なイヤホンの付属イヤーピースとしては比較的使いやすい方だと思います。

本体デザイン・造形

カラーバリエーションは「グリーン」「ブラック」「クリア」の3種類。
片側の重量はわずか6gの樹脂製なのでかなり軽く、長時間の使用に耐えうる仕様です。



金属のノズル部分の径と軸の長さはいたって標準的。
返しもあるので大抵のイヤーピースが装着できると思います。
コネクタ部分はややせり出した2pinで、主流の端子なので拡張性も◎です。
なお、フィンの部分はBC01 ProやBC04 ProではTPE素材だったのが、MC02では樹脂で本体と一体型となっています。
装着感
サイズはいつものCCZと同じくらいの小さすぎず大きすぎずといった塩梅で、圧迫感も少なく、樹脂製で軽いため、長時間の使用でも不快感はありませんでした。
フィンの部分がTPE素材から樹脂製に代わっているので、少し装着感が変わっていますが、そこまで大きな影響は感じませんでした。
音の感想
視聴環境
・アラサー男の耳 (16000hz)、ドンシャリ(V字、W字)好き
・エージング 50時間
・Fiio JM21 → 本機(EQ、フィルター無し、Lowゲイン)
・音量大きめ(やや音漏れが聞こえるくらい)
・ケーブル 標準(3.5㎜)
・イヤピ 標準
・主なリファレンス曲(flac音源)
〇藤井風『何なんw』
〇米津玄師『BOW AND ARROW』
〇RIIZE『Boom Boom Bass』
〇凛として時雨『Telecastic fake show』
〇Vaundy『life hack』
〇女王蜂『01』
〇Ado『踊』
〇星街すいせい『Orbital Period』
〇milet『inside you』
〇宇多田ヒカル『First Love』
〇トゲナシトゲアリ『雑踏、僕らの街』
〇HIMEHINA『LADY CRAZY』
〇アイナ・ジ・エンド『Love Sick』
〇梶浦由記 『「Fate/stay night [Heaven's Feel]」コンサート』
ドライバ・全体的な印象について
CCZ Auraイヤホン 有線は従来のシングルマグネット・ダイナミックドライバーとは一線を画す、「PETダブルマグネット動圈」を搭載。イヤフォン 有線の軽量高剛性のPET振動板(ポリエチレンテレフタレート)が、振動時の歪みを従来比40%低減。さらに上下2層のネオジム磁石で磁束密度を1.2T(テスラ)まで強化し、コイル駆動力を従来の1.5倍にアップ。(公式販売ページより)
ドライバは1DDの構成で、まとまりのある出音です。

寒暖的にはニュートラル~やや暖色。
音色は今まで聴いてきたCCZ製品と比べやや明るめです。
サウンドとしてはV字傾向。重心は低音域側に寄っています。
今までのCCZ製品のような力強い低音域と、今まで以上に聴きごたえのある高音域(といっても全体的な量感で見ればやや控えめ)によって、よりメリハリのあるドンシャリになっていて、個人的には最近のCCZ製品の中では最も好みのチューニングだと感じました。
また、メリハリがありつつも全体としては自然体で、力強さと聴き心地の良さが上手く馴染んでおり、最近のCCZ製品にも通ずる”らしさ”を感じます。
全体としてはメリハリが強化されたCCZらしい低音の際立つドンシャリで、聴きごたえと聴き心地の良さのバランスが優れたリスニング向けイヤホンという感想です。

各音域について
◎低音域
CCZらしい厚みと力強さのある、かつ良く制御された低音域です。
ゴロゴロと頭蓋骨に響くようなベースも、体内にズシンと来るようなサブベースも質良くこなし、適度な深みと応答速度で、楽曲の下支えをしてくれます。
ただ量感が多いだけではない、エネルギーとクオリティを両立した低音域として、この価格帯ではやはり頭一つ抜けている印象があります。
◎中音域
やや温かみのある中音域で、全体のバランスの中で自然に馴染みます。
中音域の量感は多少低音域に対して後退している印象を受けますが、分離感が良く、マスクされてしまうこともないので、(ボーカル第一主義でもない限り)そこまで気にらないのではないかと感じました。
個人的には、ボーカルが自然に馴染んでいるのは良いとして、少し厚みというか艶やかさに欠けるかなという印象でした。(価格に対し多くを求めすぎかもしれませんが)
とはいえ、楽器もボーカルも分離感良く、クリアで聴き心地が良いので、長時間のリスニングにかなり向いていると感じました。
◎高音域
やや遠く見通しの良い音で、量感としては控えめですが、適度な空気感と拡張性で心地の良い抜け感を演出してくれます。
刺さりのないCCZらしい安全な調整ながら、適度な伸びやかさと煌めきを感じます。
今まで聴いたCCZ製品も高音域は必要十分な脇役として上手く調整されていた印象ですが、今回のMC02では一歩進んで他の音域とのメリハリを強化する「良脇役」に仕立てられています。
個人的には今まで聴いたCCZ製品の中で一番高音域が良いです。
贅沢を言うなら、更にもう一歩進んでもう少し存在感を増した「名脇役」な高音域になってくれればより好みだなと思いました笑

空間表現(ゲームでの利用等)について
サウンドステージは価格なりにぼちぼちで、両耳から左右にやや広がっている感じ。
定位感も良く方向を捉えやすいので、ASMRやFPSゲーム(APEX LEGENDSで確認)でも十分使えると感じました。ただし、対人FPSで使うにはやや中域が弱く低音が過剰かなと感じます(足音がやや拾いにくい)。
逆にそれ以外のRPGやアクションゲーム(ペルソナ5、ELDEN RINGで確認)では、低音がゲームへの没入感と迫力を演出してくれてかなり良い感じでした。
応答速度も良く、音数の多い場面ではややごちゃつきを感じる場面もありましたが、分離感・レイヤー感も悪くないので、全体としてゲームに向いていると評しても良いかと思います。
おわりに(感想)
CCZらしい低音の際立つドンシャリで、聴きごたえと聴き心地の良さのバランスが優れたリスニング向けイヤホンとして、かなり高水準の出来栄えだと思います。
他のCCZ製品もエントリーモデルとしておすすめの製品ばかりですが、個人的に最近のCCZ製品の中で一番好みだったので、特にリスニング向けイヤホンとしてイチオシとさせていただきます。
何と言ってもお手頃価格なので、CCZの良質な低音域を体感したいというリスニング向けの用途はもちろん、対人FPS以外のゲームで使える迫力あるイヤホンを求めている方にもぜひ試してほしいですね。
今回のレビューは以上となります。
ではまた、次の記事でお会いしましょう。
販売・リンク等(AD含)
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