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【Fosi Audio ZH3 レビュー】シンプルながら高音質・高性能!音楽もゲームも楽しめる多機能デスクトップDACアンプ!<PR>

要点

DACチップにAKM4493SEQとOPA×4を採用し、高音質かつ高出力

・解像度が高く、ナチュラルで滑らかなサウンド、広いサウンドステージ

・リモコン同梱により、入力/出力の切替や各種設定が着座位置から瞬時に行え、利便性が非常に高い

・音楽鑑賞だけでなく、定位感に優れているためFPSゲームなど幅広い用途で高性能を発揮

・6種のデジタルフィルターとトーンコントロール機能で、好みに合わせて音色を細かく調整可能

・CNCアルミ製筐体でビルドクオリティが高く、シックなデザインと視認性の良い小型ディスプレイ

・3.5mm接続は6.35mmへの変換(プラグ付属)が必要、Bluetoothとマイク入力には非対応

 

まえがき

review #30

今回はFosi Audio より据え置きDAC/AMP 『ZH3』です。

前回のイヤホン『IM4』、ゲーミングDAC『K7』のレビューに続くFosi Audio製品のレビューになります。

aspirinrin.hateblo.jp

aspirinrin.hateblo.jp

『ZH3』は、Fosi AudioのZシリーズから登場した、高性能HiFi DACヘッドホンアンプです。

ミニマルでありながら洗練されたデザイン。DACチップにはAKM4493SEQを採用、オペアンプチップを4基搭載し、高解像度オーディオデコード、パワフルな出力、そして卓越した低ノイズを実現しています。

 

音質・出力の高さ、さらにはリモコンによる利便性から、据え置きの入門はこれを買っておけば後悔しない製品になっていると感じました。

 

なお、今回の製品はレビューのため Fosi Audio 様よりご提供いただきました。ありがとうございます。

この依頼に際し、製品提供以外の金品授受その他便宜の提供はございません。また、内容に関して指示等は一切なく、完全に私の知識と経験に基づき感じたままをレビューしています。

 

『ZH3』は現在 AmazonのFosi Audioストア にて販売中です。

 

パッケージ・ビルド

パッケージはシンプルですがデカい!

 

本体はCNCアルミニウム製の頑丈な筐体で、ビルドクオリティは非常に良いです。

黒色のシックなメタルボディに、ダイヤル(ノブ)はFosi Audioらしいオレンジ色。

いつもながらオレンジ色の挿し色がカッコいいですね。

シンプルで清潔感があり、モダンなデザインです。

 

前面には小型のディスプレイが配置されています。発色も良く、視認しやすいです。

なお、ディスプレイの明るさは4段階で調整可能です。

よく使うであろうヘッドホン出力は前面についているため、抜き差しがしやすい設計です。ジャックは6.35mmと4.4mm。3.5mmジャックはついていないので付属の変換プラグを使用する必要がります。

 

付属品は以下の通り。

ユーザーマニュアル(取扱説明書)も日本語対応しているので安心です。

特に設定等も必要なく繋げばすぐに使うことができます。

 

 

リモコンもシンプルで必要な情報が一目でわかります。

操作について詳細は後述しますがとても便利です。

※リモコンを使用するには単4電池が必要ですが、製品には同梱されていないため、別途電池を購入する必要があります。

 

 

仕様

仕様 

・一般仕様

チップセット XMOS XU316 + AKM4493SEQ + OPA1612 x 4
入力 

Coaxial(同軸)、Optical(光)、USB、RCA

出力 4.4mm、6.35mm、RCA、XLR
対応インピーダンス 16-300Ω 
最大サンプリングレート USB:PCM 32bit/768kHz、DSD512
OPT:PCM 24bit/192kHz
COAX:PCM 24bit/192kHz
電源 DC 12V

・4.4mm バランス出力

最大出力電力 2570mW × 2 (32Ω / THD+N < 1%)
SNR (信号対雑音比)

≧ 119dB

ダイナミックレンジ ≧ 119dB
THD+N (全高調波歪み+ノイズ) ≦ 0.00018%
ノイズフロア ≦ 4.9μV

・6.35mm シングルエンド出力

最大出力電力 640mW × 2 (32Ω / THD+N < 1%)
SNR (信号対雑音比)

≧ 121dB

ダイナミックレンジ ≧ 121dB
THD+N (全高調波歪み+ノイズ) ≦ 0.00024%
ノイズフロア ≦ 1.9μV

 

その他機能

・高サンプリングレート(最大PCM 768kHz/32bit、DSD512)対応 

・PC、PS5 Pro、PS5、Switchなどのデバイスに対応

・自動電源オフ機能

・3段階ゲイン調整

・6種類のデジタルフィルター

・EQ(TONE)調整機能(高周波は±10dB、低周波は±12dB)

・バイパスモード(トーンコントロール無効)

(※仕様、画像は公式サイトより引用)

 

使用感・操作感

基本的にはリモコンでの操作となります。というか必須アイテムだと思います。音量操作だけなら本体のダイヤルを回すだけですが、その他の操作は圧倒的にリモコン操作の方が楽です。

 

以下はリモコンでの操作と本体ノブでの操作との簡単な比較です。

機能カテゴリ リモコンで可能な操作 本体ノブ操作との比較
基本操作 電源オン/オフ、音量調整、ミュート。 本体ノブでも可能だが、リモコンの方が着座位置から操作でき便利。
入出力切替 入力(Input)および出力(Output)の即時切り替え。 本体ノブではダブルクリックで出力切替が可能。
設定 フィルター、トーンバイパス、ゲイン、画面の明るさ、自動電源オフなどの設定に直接アクセス可能。 本体ノブでメニューをスクロールするよりも圧倒的に速く設定に到達可能。
メニュー操作 OKボタンでメニュー選択を確定。「Home」ボタンで設定メニューからメイン画面(音量表示)に即座に戻ることができる。 本体ノブ操作では、メニューを終了するためにダブルクリックもしくは数秒待機。

何といっても座ったままリモコン1つで操作・切り替えができるのは非常に便利です。

PC(USB)、光、XLRなど、様々な機器を接続した場合、リモコン一つで入出力を瞬時に切り替えて、ZH3をオーディオハブとして活用できます。

 

 

音楽での所感

視聴環境

〇出力:3.5㎜→6.35㎜変換 シングルエンド接続

    4.4㎜ バランス接続

〇入力:Fiio JM21(USB Type‐C)

〇使用したイヤホン:Fosi Audio  IM4、NF ACOUS  NM20

※今回は主にバランス接続でのレビューをお送りします。

 

全体的な印象

解像度が良く、透明感があり、ナチュラルで滑らかな音です。

聴き心地の良いバランスの取れた音色なので、低音域から高音域まで自然に聴こえます。

無機質であったり変に味付けされていたりという感じもなく、デジタル過ぎずアナログ過ぎず、心地良いトーンで原音を素直に再現している印象でした。

 

サウンドステージも十分な広さ、かつディティールもしっかりとしていて、素の性能の高さを感じます。立体感・定位感も十分です。

十分な出力で鳴らし切ってくれるとともに、背景ノイズも感じず音楽の世界に没頭できます。

 

また、一般的なEQのような調整機能はありませんが、6種類のデジタルフィルターとトーンコントロール機能により、音色を細かく調整できる汎用性もあります。

 

低音域

低音域はタイトで制御されており、膨張や濁りがなく、クリーンです。

サブベースもミッドベースとのバランスが良く十分に出ていて不足は感じません。

トーンで強弱を調整できるのも良いですね。

 

中音域

中音域は明るくクリアかつ余計な色付けがない自然な印象。

ボーカルも自然に、そこで歌っているように表現してくれます。

ピアノなどの楽器も自然な音色で、かつ明瞭で聴きやすいです。

 

高音域

伸びやかで空気感があります。

歪みがなく、過度に明るくはないため、高音域が強めなイヤホンで起こりがちな金属的な響きや耳障りな音が増長するのを避けています。

ディテールも正確で繊細な表現にも対応できている印象です。

 

デジタルフィルター

フィルターモード フィルター名称 レビューアによる効果の記述
PWR. DYN.

急峻減衰

プリエコーおよびポストエコーを付加し、音に力強さを与えます
NEUT. BAL.

緩やか減衰

微小な残響により、原音を忠実に再現する中立的なサウンドを提供します
EXT. HIGHS

短ディレイ急峻減衰

ポストエコーを強調し、低域の効果を高め、倍音が明瞭になります
WELL DEF.

短ディレイ緩やか減衰

微小な残響により、原音を再現しつつ、音の輪郭を強調します
NAT. SMOOT.

超緩やか減衰

残響なしで自然な音を再現します
PRECIS ANALY

低ディフーズ短ディレイ

短い残響で原音を再現しつつ、ややソフトな解像感となります

※ユーザーマニュアルより引用

 

 

ゲームでの所感

ヘッドホンの性能にも影響を受けますが、と前置きしたうえですが、ゲームでも使える十分な性能を持っていると思います。

 

以下は同じFosi AudioのゲーミングDAC『K7』のレビューでの所感ですが、『ZH3』でも同様の感想を抱きましたので引用します。

 

特にFPSゲーム等では重要になる音の聴きわけですが、十分に明確なレイヤーと定位感でごちゃつきが少ない印象です。

 

また足音と銃声の違いを聞き分けるための音量バランスについては、トーン調整によってヘッドホンの傾向+αでそれなりの範囲の調整が可能です。

例えば足音が中音域にあるゲームでは不快な音になりがちな高音域と邪魔になりがちな低音域のトーンを落とし、全体の音量を上げることで相対的に中音域を目立たせることができます。

 

素の音がナチュラルで良い音のため、FPSに限らず、RPGの壮大な音楽を楽しみたい時、アクションの迫力を味わいたい時など、基本的な性能が良いためシーンに合わせて自由に調整しやすいのも魅力かと思います。

aspirinrin.hateblo.jp

音質周りのゲームでの性能は、『K7』と同等の性能があると感じます。

差があるとしたらマイク入力やBluetooth、直感的な操作感くらいでしょうか。いずれにしてもゲーム利用においても非常に有用であると感じました。

 

 

おわりに(感想・まとめ)

高音質で高出力、かつシンプルながら必要な機能を詰め込んだ秀逸な一機で、極めて実用的なデスクトップDAC/アンプと言えると思います。

また、音についての基本性能が良いため、音楽、動画、ゲームと多方面で活躍できるポテンシャルがあります。

 

本体のみでの操作には若干の不便さが残るものの、同梱されるリモコンを使うことで入出力や設定を瞬時にコントロールでき、トーン調整やデジタルフィルター、XLRラインアウトや12Vトリガーなどのオーディオ向けの機能も充実していることから、想像以上に多機能で使い勝手が良い製品です。

 

クリーンなサウンド、高いパワー、そしてリモコンによる利便性。

マイク入力やBluetoothでの接続はできませんが、「シンプルにケーブルで接続して音楽を聴く」という点において、『ZH3』は高コストパフォーマンスな据え置き入門向けのオールインワン製品と言えると思います。

 

さて、今回のレビューは以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。

 

 

販売・リンク等

Amazon

Fosi Audio ZH3 DAC ヘッドホンアンプ フルバランスプリアンプ AKM4493SEQ XMOS XU316搭載 PCM 768kHz対応 パワーアンプ用 USB/光デジタル/同軸/RCA/12Vトリガー入力 XLR/RCA/4.4mm/6.35mm 出力 リモコン付属 日本語説明書

 

・Aliexpress

Fosi Audio ZH3 HIFI ヘッドフォンアンプ AKM4493SEQ デスクトップ DAC フルバランスプリアンプ リモコン付き 12V トリガー入力

 

・公式X

Fosi Audio ( https://x.com/fosi_audio )

Fosi Audio_JP ( https://x.com/FosiAudio_JP )

 

・公式HP