
要点
・「光る」。フェイスプレートのLEDが七色に発光し、ゲーミング気分を盛り上げる
・Type-C一本で完結し、 DACやアンプ不要でスマホ・PCに直挿し可能(※リケーブルは不可)
・音の余韻が少なく立ち上がりが早いため、スッと鳴ってスッと抜けていく
・定位感・分離感が良く、足音や銃声の方向・距離感を正確に掴める
・低音・高音の刺激を抑えた「安全設計」で、VCなどの音もクリアに聞こえる
・耳への収まりが良い形状と軽量設計で、長時間のプレイも快適
・空間表現が優秀なため、位置把握が重要なASMRコンテンツとも相性が良い
まえがき
レビュー#38
今回は KBEAR CG01 Venus です。
「CG01(Venus)」は高コスパイヤホンに定評のある「KBEAR」が送るゲーミングイヤホンで、ズバリ「イヤホン本体が光る」のが特徴的です。
「ゲーミング」と言えばレインボーカラーに光るLEDを思い浮かべる人も多いでしょう。本作はそのイメージ通り、FPの模様が七色に光ります。正直「光る有線イヤホン」なんて見たことが無かったので衝撃でした。
なお、肝心の音についてもゲーミング向けにチューニングされており、実際かなり使いやすいと感じました。
今回の製品はレビューのため KEEPHIFI.JP公式 様よりご提供いただきました。ありがとうございます。
この依頼に際し、製品提供以外の金品授受その他便宜の提供はございません。また、内容に関して指示等は一切なく、完全に私の知識と経験に基づき感じたままをレビューしています。
「KBEAR CG01 Venus」は現在 AmazonのYinyooストア で販売中です。
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仕様
スペック
|
モデル |
CG01 |
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製品名 |
Venus |
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カラー |
ブラック、チタニウム |
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感度 |
100dB±3dB/mW@1KHz |
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インピーダンス |
32Ω± 15%@1KHz |
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周波数特性 |
20Hz-20Khz |
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ドライバー |
PU + LCP(液晶ポリマー)複合振動板搭載 10mm ダイナミックドライバー |
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筐体素材 |
PC(ポリカーボネート)+ 亜鉛合金 |
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ピン |
取り外し不可(ケーブル直付けデザイン) |
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プラグ |
Type-C (USB-C) |
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Type-C チップ |
Smartlink M200 |
| ケーブル長 |
1.25m |
ドライバー

「KBEAR CG01 Venus」は、シンプルな1DDの構成。
PU+LCP複合振動板ユニットを採用し、音の豊かさと音の応答速度を両立しています。
ゲーミングイヤホン 有線のPUとLCPを融合したハイブリッド振動板搭載の1DDドライバーは、音楽では重厚な低音の迫力とクリアな中高音域を両立させ、ジャズからロックまで臨場感あふれるサウンドを再現します。ゲーム時には敵の足音や銃声の方向を正確に捉え、戦場の緊迫感をリアルに体感させる、ゲーミングイヤホン マイク付きは音楽とゲーム両方に対応する高解像度な音質を実現しました。
※仕様情報・画像等については公式販売ページより引用
付属品や外装


「KBEAR CG01 Venus」のパッケージはこんな感じ。
フェイスプレートの模様をモチーフにしたメカ?がパッケージ絵です。

内容物は①本体、②イヤーピース、③ケース、④説明書等。
付属品は至ってシンプルですね。

② イヤーピースは1種類・3サイズ。
よくある弾丸型のイヤーピースで、品質は正直そこまで…といった印象なので、余裕があれば市販の他のイヤーピースを試してみることをお勧めします。


⑤ ケース。本体、イヤピ位なら入るくらいのサイズ感です。
本体・装着感等について
本体・造形について

※本体とケーブルは一体型で、付け外しはできません。
本体部分は金属製のフェイスプレートと樹脂製のハウジングの組み合わせです。


こんな感じで接続時はフェイスプレートの中央部分がLEDライトで光るようになっています。テンション上がるなあ~。
ちなみにマイク・リモコン部分も光ります。

光り方と色は上記の通り。接続中は順繰りに光り、色の固定はできません。


ハウジングは透明になっており、内部のドライバーの様子を観察することができます。
ノズルはやや短めですが、返しが付いているので、大抵のイヤーピースは装着できると思います。


ケーブル部分は銅線をエナメル被膜で覆った構造だと思われます。
端子はType-Cのみ。恐らくライティングのためでしょうが、なかなか攻めてるなと思いました。リケーブルも出来ないので、拡張性はありません。
ただ、用途と性能を鑑みればこれで十分なのかもしれません、
マイクもイヤホンに付属しているものとしては普通に使える方です。
装着感について
本体は軽く、ケーブルも適度な太さで耳に沿う形をしているので耳への負担は少ないです。
形状が良く耳へのおさまりが良いため、フィット感が高く、長時間着けていても不快感はありませんでした。
音の感想
視聴環境
・アラサー男の耳 (16000hz)、ドンシャリ(V字、W字)好き
・エージング 30時間
・PC、Google Pixel 9 Pro → 本機(Type-C接続)
・音量大きめ(音漏れが聞こえるくらい)
・イヤピ 標準
・主なリファレンス曲(flac音源)
〇藤井風『満ちていく』
〇米津玄師『海の幽霊』
〇RIIZE『Boom Boom Bass』
〇Mrs. GREEN APPLE『ライラック』
〇凛として時雨『Telecastic fake show』
〇RADWIMPS『会心の一撃』
〇Vaundy『life hack』
〇女王蜂『01』
〇鹿乃『優しさの記憶』
〇星街すいせい『綺麗事』
〇milet『inside you』
〇宇多田ヒカル『First Love』
〇トゲナシトゲアリ『雑踏、僕らの街』
〇Kalafina『アレルヤ』
〇HIMEHINA『LADY CRAZY』
〇アイナ・ジ・エンド『Love Sick』
〇梶浦由記 『「Fate/stay night [Heaven's Feel]」コンサート』
全体的な印象について
音色としてはナチュラル~やや寒色寄り。
パリパリしている、というほどではないですが、余韻が少なく、全体的に味付けの薄いナチュラルな音です。
また、全体的に音の立ち上がりが早く、残響感が少ないため「スッと鳴って、スッと抜けていく」印象です。
そのため音楽的にはやや淡白ですが、ゲーム利用としては余計な響きが無くて音を拾いやすいです。
チューニングとしては緩やかなU字傾向(弱ドンシャリ)です。
流行りのチューニングと比べると低音域はあっさり目で、高音域も刺さらない安全設計なので、比較的中音域(特に中高音域)が際立って聴こえます。
全体的な重心は中央寄り~やや高めです。
解像度は値段なりの範疇かなという印象で、1つの音にフォーカスした時のミクロ視点のディティールはそれなりです。
ただ、少し視点を広げてみると、分離感が良いので、楽曲全体を見たときにはそれぞれの音がちゃんと独立して鳴っているのを感じ取れます。
後述する通り定位感も良いので、全体的なイメージングとしては優れているのではないかなと思います。
ちなみにけっこう鳴らしにくいので、システム側の音量はかなり高めになるかと思います。
ただ、ラウドネス的にdBが大きくないと本領発揮しないというタイプでもないので、聴覚的にはいつも聴いているくらいの音量で聴いて大丈夫です。
(個人的にはやや大きめがお勧めですが、聴力に悪影響のない範囲で!)

※周波数特性:公式販売ページより
各音域について
低音域
過度な味付けをせずシャープに整えられた低音域です。
量感としては控えめで、ともすると痩せている印象もありますが、音の芯はしっかりあります。
サブベースの響きも控えめですね。前述の通りスッと鳴って、スッと抜けていく印象で、後に引かない小気味良い低音域です。
音楽的にはやや物足りないと感じるかもしれませんが、ゲーム利用に主眼を置いているという点では、過剰な音の迫力はかえってゲーム体験の妨げになることが多いので、良い塩梅の調整ではないかなと思います。
中音域
明瞭で聞き取りやすく、存在感のある中音域です。
先述の通り、低音域はあっさり目で、高音域も刺さらない安全設計なので、比較的中音域(特に中高音域)が際立って聴こえます。
とはいえ音色自体はシンプルな味付けで、余韻少なくあっさりめです。
特にボーカルは聞き取りやすいですが、どちらかと言うと女性ボーカルの方が明瞭に聴こえます。歯茎音は刺さらず安全です。
楽器類もボーカル同様しっかりとした存在感がありますが、分離・定位の良さから丁度いい位置に配置され、混ざるようなことはありません。
なお、ゲーム利用という点では、VCもしっかりとゲーム音と区別されて聴こえる印象でした。
高音域
クリアで安全設計な高音域です。
ある程度の存在感はありつつも、刺さりや不快なピークは徹底的に排除されています。
高域の伸びやきらめきは控えめながら、全体のアクセントとしてきちんと存在している印象です。
ここでも立ち上がりの良さ、スッと鳴って、スッと抜けていく印象が顕著です。
やや煌めきや空気感の点で物足りなさはありますが、ゲーム利用の観点では高音域の主張が激しいと不快な音に繋がりやすいので良い調整だと思います。
空間表現(ゲームでの利用等)について
サウンドステージは左右にやや広い印象。
分離感が良いので各音が拾いやすいのと同時に、定位感とレイヤリングも良く、位置関係も掴みやすいです。
肝心のゲームで使用した感触としては、「かなり使いやすい」という印象です。
FPSゲーム(APEXで確認)では分離感と定位感の良さから足音を拾いやすく、また高音域と低音域が比較的控えめなのもあって、環境音がVCや足音といった重要な音の邪魔になりにくかったです。
ソロプレイのRPGやアクションでの迫力という点ではもう一歩かもしれませんが、音の聴きわけが重要な対人ゲームにおいてはかなり良い性能だと思います。
難点としては接続がType-Cに限られており、他のDAC/AMPは使用できない点です。拡張性はないので、あくまでこれ一本で完結したい人向けかなと思います。
とはいえPCへの直接続でも十分音量も取れますし、上記の通りEQやDACの味付けを経由せずともチューニングもしっかり対人ゲーム向けになっている印象です。
なお、空間表現に優れているのでASMRにも使えます。
やや空間が広いので「近さ」という点では弱いですが、音の位置把握という点ではASMRの色々な音の表現に向いています。(シャンプーとか良かったですよ)
※ただしスマホ(Google Pixel 9 Pro)でYoutubeのASMRを視聴した際、アイドリングストップ的な機能があるのか、音の合間で「プツッ」と途切れる現象がちょくちょくありました。PCでは起こらなかったのですが、ASMRだとかなり気になったのでスマホでASMRを聴くのを目的にしている際はご注意を。

おわりに(感想・まとめ)
今回は「KBEAR CG01 Venus」をご紹介しました。
第一印象としては何といっても「光る」。音には影響ないんですがゲーマーなら嫌でもテンション上がりますよね。笑
実際に使ってみた印象としても、ゲーミングイヤホンとしての真面目な音作りになっており、低域や高域を欲張らず、分離感と定位感を重視したチューニングは、まさにFPSなどの対人ゲームに特化しています。
また、Type-Cプラグ一本で完結するという手軽さも魅力です。(リケーブル不可というデメリットもありますが…)
DACやアンプなどの難しいことを考えず、スマホやPCに挿すだけで光り、すぐにゲームに没頭できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
「ゲーミング環境を彩るアクセントが欲しい」
「手軽にFPSで使える聴き取りやすいイヤホンが欲しい」
そんな方にとって、本機はコストパフォーマンス抜群の選択肢になるはずです。
現在お得なクーポンも配布されていますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
さて、今回のレビューは以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

販売・リンク等
▷公式X:KEEPHIFI.JP公式
▷販売リンク:
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