
要点
・エントリークラス(1万円以下)の中華ドングルDACとして、「高い基本性能」「扱いやすさ」「クールなデザイン」が魅力
・出力端子は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを搭載
・クリアで見通しが良く、十分なディティールを備えた音
・シンプルに出力を上げてくれるとともに、自然に音を描写・再現し、ノイズを軽減してくれる
・入門機として最適、直刺しや安DACからのアップデートにおすすめ
・スマホ接続時に初回再生でノイズが出る場合あり(環境による?)
まえがき
こんにちは、レビュー編#24です。
今回はTRIのドングルDAC、「TK1」またの名を「Third Eye(二郎神・天眼)」です。
TRI TK1はいわゆるドングルDACで、低電力・高品質のDACチップとして定評のあるCS43131チップをデュアルで搭載しています。
このヘッドホンアンプは、モバイル機器のバッテリー寿命を浪費することなく、卓越したシステムレベルでのオーディオ性能を提供します。特に、高品質な全平衡出力を実現するためにより広いサウンドステージ、より強力な駆動力、そしてより繊細な音声ディテールをユーザーに提供します。
なお、今回の製品はレビューのため KEEPHIFI.JP公式 様よりご提供いただきました。ありがとうございます。
この依頼に際し、製品提供以外の金品授受その他便宜の提供はございません。また、内容に関して指示等は一切なく、完全に私の知識と経験に基づき感じたままをレビューしています。
TK1は現在 AmazonのYinyooストア で販売中です。
また、20%割引コード:JEDBA4KU を利用できます(終了時期未定)
仕様
一般仕様
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製品名 |
Third Eye(二郎神・天眼) |
| モデル名 |
TK1 |
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チップ |
デュアル CS43131 |
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130dB@4.4mm/4Vrms 125dB@3.5mm/2Vrms |
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ヘッドホン端子 |
3.5mm&4.4mm |
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バージョン |
Type C to Type C Type C to Lighting |
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周波数特性 |
20-20KHz |
| 135dB | |
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カラー |
Black |
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マイク |
使用可 |
その他機能
・バスパワー電源
・複数の超低ノイズLDOレギュレータチップを搭載
・低消費電力回路設計と電源管理技術を採用
・独立した3つの物理キーを採用し、ボリュームアップ・再生/一時停止・ボリュームダウンを直感的に制御
・384kHz/32bit・DSD256対応
※高品質通話には非対応

パッケージ・ビルド



パッケージは本体とケーブル、変換アダプタ、説明書のシンプルな構成。
特に設定等も必要なく繋げばすぐに使うことができます。

本体は金属製。カラーはブラック一色のみ。
中のチップがうっすらと見える半透明のデザインがオシャレですね。
ただ鏡面には指紋がつきやすいので注意です。



出力はシングルエンド3.5mm端子と4.4mmバランス端子を装備。
独立した3つの物理キーを採用し、ボリュームアップ・再生/一時停止・ボリュームダウンを直感的に制御できます。


ケーブルは2芯 銀メッキ単結晶銅。
長すぎず短すぎず、どの方向にも取り回ししやすそうです。
なお、今回はType-Cの提供ですが、「Lightning」の選択肢もあります。
また、変換プラグが付属しているのでType-Aでも使用可能です。
使用感等
〇出力:4.4㎜ / 3.5㎜
〇入力:Google Pixel 9 Pro(USB Type‐C),32bit/192khz
PC(USB Type‐C),32bit/384khz
〇使用したイヤホン
・AZLA TRINITY(3.5mm)
・Agasound Sublimation(標準ケーブル,4.4㎜)
取り回し等の所感
小型で取り回しが良いです。
ケーブル部分は2芯の編み込みですが、適度な太さで、柔軟性は十分です。
360度どの角度にもケーブルを向けることができます。
また、入力・出力側ともに、しっかりとカチッとハマって固定されるので簡単に抜ける心配もありません。
また、長時間スマホで使っても発熱は殆どありませんでした。
ノイズに関しては、スマホ接続後、最初の再生時に「ジッ」っという大き目のノイズが入ることがありました。これは同価格帯のほかのDACでも見られる、かつPCでは起こらないので、環境の問題な可能性があります。
ホワイトノイズは曲送り時にほんの少し感じるくらいでしたが、ほぼ気になりませんでした。
音楽での所感
やや寒色~ナチュラルな音色で、変に強い味付けは感じませんでした。
クリアで見通しが良く価格帯を考えると十分なディティールを備えた音です。
ともすると少し淡白に感じるかもしれませんが、純粋にDACに音質向上だけを求めている場合には、この価格帯では良い選択肢になると思います。
高音域は煌めきがありつつ、粗さが減って粒立ち良く感じます。
ボーカルをはじめとする中音域では、より音の明瞭さが増し聴きやすさが増した印象。
低音域では響きの力強さが増しつつも、変に膨らみ過ぎず丁度良い塩梅。
全体的に4.4mmのバランス接続の方が完成度が高いかなという印象でした。
エントリー帯の製品としては十分な性能でもって、シンプルに出力を上げてくれるとともに、自然に音を描写・再現し、ノイズを軽減してくれる印象です。
ただ、価格・構成を考えれば難しい話ですが豊かな音楽表現を求めると肩透かしを食らうかもしれません。
とはいえジャック等への直刺しや安価なDACからのアップデートの入門としては最適でしょう。
空間的には音場が大きく変わる印象はありませんが、価格的には十分な立体感を感じれると思います。
後述しますが、ゲームでも使いやすかったです。
注意点はちゃんとパワーがあるので、音量には気を付けましょう。


ゲームでの所感
PC及びPixel 9 Proでいくつかのゲーム(FPS、RPG)をプレイしましたが、遅延やノイズもなく、クリアな音質でゲームに集中できました。
見通し良く、ちゃんと立体感も表現してくれるので、ゲームで感じがちな音のごちゃつきは少なかったです。
強いて言えば前項で述べた以上の特徴も見当たりませんでしたが、裏を返せばどんなゲームでも特段の問題なく使用できるということです。
PCでの接続
PCに関しては備え付けのジャックに直刺ししたときと比べると、大幅にノイズが無くなりクリアになりました。
音量も十分とれるので、パワー不足は感じませんでした。
据え置きのDAC/AMPがあれば自宅で使うことは少ないでしょうが、とにかく小さいので携帯もしくは挿しっぱなしでも邪魔になりませんし、出先のノートPC等でイヤホンを使用するときにはこれが一本あると便利かもしれません。
おわりに(まとめ・感想)
ドングルDACも種類が増えてきており、特にエントリークラスともいうべき一万円以下の価格帯では安価且つ高性能の中華DACが多いです。
そんな中、TK1はクールなデザインと高い基本性能で、有力な選択肢のひとつとなり得ると感じました。
デザインも良いですし、こういったドングルタイプのUSB DACを探している方におすすめです。音質もパワーもそこそこありますし、カバンに一本忍ばせておくと、いざという時助かります。
また、据え置きを買うほどではないけど、音量・音質をUPしたい、という時にも良いと思います。
ちなみにスマホ運用ならDACポケットと合わせて使うととても便利ですよ。
さて、今回のレビューは以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
販売・リンク等(AD含)
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@hulang9078 ( https://x.com/hulang9078 )
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