
要点
・十分な出力とAK4493SEQチップ搭載で滑らかで自然な音色
・ゲームはもちろん、音楽鑑賞においても高品質なサウンド
・実用的ないくつもの機能と直感的に操作できるデザイン
・4.4mmバランス出力をはじめとした多様な入出力への対応
・クールなメタルボディと一目で分かり易いディスプレイ
・Bluetooth接続時のわずかな遅延がFPSに不向き、LDAC非対応
まえがき
こんにちは、レビュー編#7です。
今回はゲーミングアンプFosi Audio K7。
AK4493SEQチップ搭載でゲーミングデバイスを謳いながらも、音質も優れたDAC/AMPとして話題の製品です。
現在、Kickstarter及びMakuakeにてクラウドファンディング中で、早割価格にて購入可能です。締め切りが迫っているため、気になっている方はお早めに。
終了しました。
なお、今回の製品はレビューのため Fosi Audio 様よりご提供いただきました。
この依頼に際し、製品提供以外の金品授受その他便宜の提供はございません。また、内容に関して指示等は一切なく、完全に私の知識と経験に基づき感じたままをレビューしています。
Fosi Audio K7は、現在 Amazon にて販売中です。
パッケージ・ビルド




パッケージはシンプル。特に設定等も必要なく繋げばすぐに使うことができます。




メタルボディにオレンジ色の挿し色がカッコいいですね。
ディスプレイの発色も良く、視認しやすいです。
よく使うであろうヘッドホン出力とマイク入力は前面についているため、抜き差しがしやすい設計です。
仕様
一般仕様
| チップセット | XMOS XU208+AKM4493SEQ+QCC 3031+ TPA6120 |
| 最大サンプリングレート |
USB:PCM384kHz-32bit/DSD256 光:PCM 24bit/192kHz 同軸:PCM 24bit/192kHz Bluetooth:PCM 24bit/48kHz |
| ヘッドホンインピーダンス | 16-300Ω |
| 入力 | 同軸、光、USB-C、3.5mmマイク |
| 出力 | RCA、3.5mm シングルエンド、4.4mm バランス |
| ファームウエアの更新 | Type-Cインターフェース経由 |
| Bluetooth接続距離 | ≤13m |
| Bluetooth 送信オーディオフォーマット | SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX LL |
| 输入电压电流 | DC 12V 2A |
| USB兼容设备 | Windows 7、8、8.1、10、11(ドライバーが必要) Mac OS X、Linux(ドライバ一は不要) |

パラメータ仕様
〇4.4mmバランスヘッドフォン出力
・定格出力: L+R ≥ 2100mW + 2100mW (32Ω/THD+N < 1%)
・信号対雑音比 (SNR): 121dB
・歪率 (THD+N): < 0.0002%
・ダイナミックレンジ:121dB
・ノイズフロア: ≤ 6.5μV
〇3.5mmシングルエンドヘッドフォン出力
・定格出力: L+R ≥ 600mW + 600mW (32Ω/THD+N < 1%)
・信号対雑音比 (SNR): 122dB
・歪率 (THD+N): 0.0005%
・ダイナミックレンジ:121dB
・ノイズフロア: ≤ 2.5μV
・周波数特性: 20Hz-20kHz (±0.1dB)
〇RCA出力端子
・出力出力: ≥ 2Vrms
・信号対雑音比 (SNR): 121dB
・歪率 (THD+N): 0.0005%
・ダイナミックレンジ:121dB
・ノイズフロア: ≤ 3μV
・周波数特性: 20Hz-20kHz
その他機能
・高サンプリングレート(PCM 384kHz, DSD256)対応
・PC、PS5 Pro、PS5、Switchなどのデバイスに完全対応
・High/Lowのゲイン調整
・EQ(TONE)調整機能(高周波は±6dB、低周波は±12dB)
ダイヤル
・左ダイヤル:音量調整、ゲイン切り替え(押し込み)
・右ダイヤル:高音/低音/マイクの音量調整、マイクミュート(押し込み)
ボタン
・0/UAC:長押しで電源のオン/オフ。オンのときに短く押すと、UAC1/UAC2の切り替え。マイクとマイクの音量コントロールはUAC1でのみ有効。
・INPUT:入力切替
・OUTPUT:出力切替
・BYPASS:バイパスモード(TONE無効)
・TONE/MIC:低音、高音、マイク(UAC1のみ)の音量切替

使用感
〇主にUSB UAC2入力、4.4mmヘッドホン出力で使用
〇使用したイヤホン
・NF ACOUS NM20
・BQEYZ BQ10
・TANCHJIM 4U
操作感
本体は見やすく、かつ操作しやすいように軽く傾斜しており、モニターは鮮やかなオレンジ色で一目で現在の接続情報が理解できます。サイズも片手で操作しやすい、大きすぎず小さすぎずくらいの丁度いい塩梅に感じました。
音量調整は左のダイヤル、トーン調整は右のダイヤルとわかりやすく、ゲーム中などでもサッと操作できるので便利です。
ボタンも基本5つそれぞれに単独の機能が割り当てられているので、直感的に操作しやすいです。
個人的にはボタンをカチッとしっかり押し込んだ感覚が残るのが非常に好ましいです。タッチパネルタイプだと気が付かないうちに誤操作してしまうことが多いので。
ただ、ゲーミングを冠するアンプだとよくある複数のプリセット機能や、音域を限定しない詳細なEQ機能はついていないため注意が必要です。
音楽での所感
率直に良い音です。ゲーミングというとある程度音楽的な音質には粗がある印象でしたが、良い意味で裏切られました。
十分な出力で解像度が良く、ナチュラルで色付けのない正確な音です。
かといって分析的過ぎて無機質というわけでもなく、滑らかで聴き心地の良いバランスの取れた音色なので自然に聴こえます。
また、トーン(EQ)で素直に変化してくれる印象で、調整がしやすかったです。
自分が今まで聴いてきた経験の中では同価格までのゲーミングDACと比べると、かなり音楽的に優れていると思います。
なお、BluetoothはLDACが非対応ですが、汎用性はともかくatpX系が対応しているのでBluetoothでも十分な音質で楽しめると思います。スマホからサブスクや動画を飛ばして視聴するのに結構便利です。
ゲームでの所感
ヘッドホンの性能にも影響を受けますが、と前置きしたうえですが、ゲーミングの名を冠するだけあって十分な性能を持っていると思います。
特にFPSゲーム等では重要になる音の聴きわけですが、十分に明確なレイヤーと定位感でごちゃつきが少ない印象です。
また足音と銃声の違いを聞き分けるための音量バランスについては、トーン調整によってヘッドホンの傾向+αでそれなりの範囲の調整が可能です。
例えば足音が中音域にあるゲームでは不快な音になりがちな高音域と邪魔になりがちな低音域のトーンを落とし、全体の音量を上げることで相対的に中音域を目立たせることができます。
素の音がナチュラルで良い音のため、FPSに限らず、RPGの壮大な音楽を楽しみたい時、アクションの迫力を味わいたい時など、基本的な性能が良いためシーンに合わせて自由に調整しやすいのも魅力かと思います。
また、音質もさることながら、ゲーム中でも簡単にトーン調整ができるのも便利です。
Bluetooth接続については、動画鑑賞やRPGのようなゲームでは無視できるレベルの遅延であると感じましたが、FPSのようなわずかな遅延・ズレが命取りになるゲームには正直向かないと思いました。
まとめ
総合的に見てゲーミングアンプとしての機能は及第点、音質については非常に優秀という印象でした。
この価格帯のゲーミングアンプならばこれくらいは欲しい、というクオリティを十分クリアしていると思います。
音についての基本性能が良いため、音楽、動画、ゲームと多方面で活躍できるポテンシャルがあります。
操作感もよく、高音域と低音域限定とはいえ、直感的かつ簡単に操作できるトーン(EQ)機能も便利です。
K7 は音質と機能面のバランスに優れており、ゲームと音楽の両方を楽しみたい方の期待を裏切らない製品だと思います。
今までゲーミングアンプとして初心者がまず辿り着くであろう、「EPOS GSX1000」「SteelSeries GameDAC Gen 2」「Logicool G ASTRO」は一通り試してきました。
ゲーミング特化のアンプとしてそれらそれぞれにも長所はありますが、音楽鑑賞・オーディオのクオリティも上げたいのであれば圧倒的に「Fosi K7」をオススメします。

おわりに
今回、FosiAudio様より幸運にも提供いただき試すこととなりましたが、想像以上に使い勝手が良く、今後もぜひ使い続けたいと思える製品でした。
現在、Kickstarter及びMakuakeにてクラウドファンディング中で、早割価格にて購入可能です。締め切りが迫っているため、気になっている方はお早めに。
終了しました。
さて、今回のレビューは以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。
販売・リンク等
・公式HP:
Makuake (3/1迄)
Fosi Audio K7 ゲーミングHiFi DAC/アンプ|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス
Kickstarter (2/24迄)
Fosi Audio K7: The Best Combination of HiFi and Gaming by Fosi Audio — Kickstarter
・公式X:Fosi Audio(@fosi_audio)、Fosi Audio_JP(@FosiAudio_JP)