まえがき
イヤホン感想文の#2は最近買った数々のイヤホンではなく、家に置いてあったfinal E3000です。
このイヤホンは4,5年前に当時使っていたTWSイヤホンが壊れた際に、どこかの家電屋で代替品として急遽購入した製品です。
なぜE3000を選んだのかは覚えていませんが、おそらくAmazonレビューを見て評価が高そうなやつを選んだのだと思います。効率厨。
6年ほど前からつい最近までTWSイヤホン信者だった私は基本有線イヤホンお断りだったため、それ以降このE3000を使うことはほとんどありませんでした。
長いこと存在自体を忘れていたのですがこのE3000、どうやら有線イヤホンのエントリーとしてとても評価が高いらしい。
ほーん、最近はE3000と比べたらちょっとお高いイヤホンも使ってるし、DAPだって買っちゃった私の耳を満足させられるかな!
と、初心者に毛が生えた程度の人間がイキりつつ件のイヤホンを聴いたところ、愚かな自分を激しく恥じることになりましたので懺悔の念より筆を執った次第です。
音の感想
視聴環境
スマホ Oneplus 6
DAP HiBy R6 Pro II
イヤピ final Type-E
さて、ファーストインプレッションです。
まあ実際はファーストではないんですが、ちゃんと音を楽しもうとして聴くのは初めてということで。
基本的に聴いた当時のメモをもとに組み立てていますが、一部追記したり修正したりもしています。
スマホ直刺し
まずスマホ直刺しで聴いてみました。
今のスマホにはイヤホンジャックがないため、当時使っていたスマホを引っ張り出して視聴。
感想は、「え、まじ?こんな良い音だったっけ?????」
当時はつなぎ程度の気持ちでちゃんと聴いていなかったのもあるでしょうが、じっくり聞いたらこんなに聞きやすい良い音なんだと驚きました。
完全に殴られました。今まで使ってきたどのTWSイヤホンより良い。
流石に高音域と低音域は控えめ。でもちゃんと鳴ってる。
少しぼやけて聞こえるけどボーカルを中心に全体的にバランスが良くて聞きやすい。
ただ、少し音が小さく感じかなり音量を上げました。
DAP
次いでDAPに繋いで聞いてみる。
ゲインを上げたらシンバルの高音も、ベースの低音もはっきり聴こえるようにように。
サブベースもちゃんと聴こえる!
アンプって大事なんだなと再実感。
めちゃくちゃ迫力のある音ではないけどちゃんと存在する高音と低音。
全体的に綺麗に纏まってる印象で、ハキハキした音ではないけど、柔らかい感じの音。
丸い、色でいうと緑みたいな。(わかりにくいか)
どの音も上品に鳴っている感じがします。
最初は激しめの曲を聴いていましたが、バラードとかゆったりした曲のほうが合いそうと思い、miletを聴いたらWow!めっちゃええやん。
ヘドバンするより肩を揺らしながらゆったりリズムを取りたい感じです(?)
今普段使っているイヤホンがHIMALAYAなので、パリパリ?シャキシャキ?した音に慣れているんですがこういう丸い音も良いなと思いました。バラードやグルーヴを感じたい曲を聴くときにはこういう傾向のイヤホンがよさそう。
藤井風とmiletを中心に色々と聴いてみた中だと、元々の好みもあるかもしれないですが特に女性ボーカルが生き生きとしている感じがして気持ちよく聞けました。
少ない経験値の中でいうなら、今まで聞いたイヤホンの中でもトップクラスにまとまってる気がする。すごい、としかいえない(語彙力)
コードが細くて取り回しがいいから邪魔になりにくいし、装着した時の圧迫感もないので、これからは時折外で使うことになると思います。あと何気にボタンが便利。
ただ、絡まりやすく断線しやすそうである点、リケーブルできない点は注意かもしれないです。
まとめ
自分の手元にこんな良いイヤホンがあったなんて。
たいした経験もなくて耳が肥えているわけではないし、音の評価基準を確立しているわけでもないんですが、何となくE3000が評価されている理由を理解しました。
もし昔の自分がちゃんとこの音を聞いていたら、もうこれでよくね?と思っていたでしょう。沼にハマった私にはもう手遅れなわけですが。
というかこれが5,000円以下で買えるってマジですか。
(まあでもオーディオ興味ない人からしたらそこそこの値段ですが。)
TWSの代替と考えると音質でつり合いが取れる気がするので、恐らく誰かにイヤホンのエントリーを尋ねられてお勧めするなら頑張ってE3000のプレゼンをします。
今度はA5000との比較もしてみたいですね。
アンプってめちゃくちゃ大事なんだなという実感と、すごくいいイヤホンであるE3000を再発見したという話でした。
当時の自分GJではあるよ。
ではまた。